2012年 03月 21日
グリワインってご存知ですか??
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まずはロゼワインはどのように作られているでしょうか?
ワインが好きな人はご存知だと思いますが。。
ロゼワインは白ワインと赤ワインを混ぜて作られるのかというと、それは法律で禁止されていますが(中には例外もあるそうです)。シャンパンにもロゼシャンパンは存在していますが、それはシャンパンに赤ワインを少し加えて色付けする。これは法律で認められています。
では、ロゼワインはどのように作られるのかというと。それは赤ワイン用のブドウの品種を全部搾らずに、皮から出る赤い液が全体のワインの色をちょうどバラ色に染めるまでで搾るのを止めて作るのです。だから、メーカーによって、バラ色と言っても相当赤いバラ色もあるし、白に限りなく近い、ほのかな桃色もあります。南仏のエクサン・プロヴァンス地方がロゼワインの生産地として有名です。
白ワインとロゼワインの中間に位置するグリ( gris、灰色)ワインがありますが、ご存知でしょうか。1970~80年代では割と知られていたワインですが、今では希少品になっています。地中海料理、特にブイヤーベースと良く合います。また、肉料理では子羊(アニヨー)や仔牛(ヴォー)と相性がいいです。このグリワインはピノ・グリという品種からしか造られないのです。南仏のニースのそばのベレ(Bellet)とか、ロアール川流域のサン・プルサン(Saint Pourcain)とか、アルザス・ロレーヌ地方の限定された産地で少量しか生産されていないです。現在ではアルザス地方のトュル(Tull)のグリワインが一番有名です。
ロゼワインとグリワインを見比べたらロゼワインは深みのある桃色の色合いに対してグリワインは透き通る様な桃色です。
味わい的にはグリワインは、普通のロゼワインよりピンクの色合いは薄いです。微妙で複雑な色彩で、光の加減で、淡い黄金色や蜂蜜色に見えたり、ほとんど白に見えたり、やはり桃色に見えたりします。グリ(灰色)と名づけた人のセンスに感嘆します。よく冷やして口に含むと、まろやかな爽やかさが心地よく。酸味と甘味のバランスが良く、キリリとした白ワインの口応えとも豊饒なロゼワインの厚みとも違う、グリワイン独特の優しさが口一杯に広がります。
ヴォナ村ではこのグリワインを在庫していますので、是非味わって見てください。
by vonnas
| 2012-03-21 01:09
| ヴォナ村日記